初めてクレジットカードを申し込むときは、どんな点に気をつけてカードを選んだらいいか迷う人がほとんどでしょう。
クレジットカードに限らず初めて何かをする場合は事前によく調べることが大切です。
そこでここではクレジットカードのサービスの中でも特に違いがあるポイントを紹介していきますので、クレジットカードを選ぶ際の参考にしてください。
目次
初めて作るカードは一般カードから選ぶ
クレジットカードにはグレードがあり、一般カード・ゴールドカード・プラチナカード・プレミアムカードの4種類があります。
このなかでも初めてクレジットカードを作る場合は一般カードから選ぶことをおすすめします。
その理由は、年会費が無料から高くても税別1,250円と最初のクレジットカードとして手頃だからです。
ゴールドカード以上のカードはサービスの質は高いですが、年会費も高いのでサービスを使いこなせなければ高い年会費が無駄になるおそれがあります。
一般カードを長く利用していればゴールドカードへのグレードアップもしやすくなるので、最初は一般カードから選ぶようにしましょう。
また、クレジットカードにはプロパーカードと提携カードがありますが、できればプロパーカードから選ぶのがいいでしょう。
提携カードは企業と提携して発行するクレジットカードなので、特定のサービスを優遇している場合が多いのです。
その点クレジットカード会社だけで発行するプロパーカードは、一般的なサービスが全部付帯されていることが多いので初めてのカードとしてふさわしいといえます。
年会費は無料がいいか?有料がいいか?
年会費は無料がいいと思っている人が多いかもしれませんが、年会費無料の場合は付帯されないサービスがある場合が多いということを忘れてはいけません。
特に保険料負担がある海外旅行傷害保険などは、年会費無料カードでは提供されないことが多いのです。
その代わり年会費無料カードはポイントサービスを優遇していることが多いです。
海外旅行にはほとんど行かないので必要ないという人であれば、年会費無料カードのほうがお得です。
年会費無料カードを選ぶときは自分が必要としているサービスが付帯されているかどうかを確認してから申し込むようにしましょう。
年会費有料であれば海外旅行傷害保険をはじめとして、一般的なサービスがほとんど付帯されているので、いろいろなサービスを利用したいなら有料カードをおすすめします。
最近では一定以上の年間利用金額があれば、次年度の年会費が無料になるクレジットカードも多いのでおすすめです。
どのサービスをチェックすればいいか
一般カードでは通常、以下のようなサービスが提供されています。
- ポイントサービス
- 海外旅行傷害保険
- 国内旅行傷害保険
- 優待サービス
上記のサービスの中では海外旅行傷害保険や国内旅行傷害保険は必ず付帯されているわけではありません。
特に年会費無料では付帯されないことが多いので、旅行好きの人は旅行傷害保険付きかどうかを確認してから申し込むようにしましょう。
ポイントサービスや優待サービスは、ほとんどのクレジットカードで提供されているサービスです。
優待サービスは国内外の宿泊施設や飲食店で割引が受けられるサービスですが、それほど大きな差はないのでカードを選ぶときはあまり気にしなくていいでしょう。
しかし、ポイントサービスはクレジットカードによってサービスの差が大きいので、なるべくポイント還元率が高いカードを選ぶようにしましょう。
クレジットカードの標準ポイント還元率は0.5%(20万円の買物で1,000円相当の商品に交換できる)なので、それを基準にして選ぶといいです。
国際ブランドはどれを選ぶか
クレジットカードは海外でも利用できるように国際ブランドがついています。
- VISA
- マスターカード
- JCB
- アメリカン・エキスプレス
- ダイナースクラブ
日本では上記の国際ブランドが利用できますが、どのブランドを選べるかはクレジットカードによって違います。
アメリカン・エキスプレスとダイナースクラブは富裕層向けのカードブランドなので、最初はそれ以外の3つの中から選ぶことをおすすめします。
VISA・マスターカード・JCBであれば国内外で広く利用できるので、どれを最初に作っても問題はないでしょう。
ただし利用できる加盟店に多少違いがあるので、2枚目以降のカードは最初に選んだブランドとは違うものを選ぶようにしましょう。
支払いやすいカードかどうかをチェックしよう
クレジットカードの選び方はサービスだけではありません。
支払いやすさもクレジットカードの選択基準となるので注意しましょう。
具体的にはクレジットカードの支払日がいつなのかということが大切になってきます。
ほとんどのクレジットカードの支払日(口座引き落とし日)は次のように分けられています。
- 毎月10日
- 毎月26(27)日
- 毎月月初(1日、4日など)
中にはSBIカードのように1日~月末まで自由に選択できるカードもありますが、ほとんどの場合上記支払日に固定されています。
そのため会社員であれば給料日の後に支払日が設定されているクレジットカードを選ぶことが大切です。
月末が給料日なのに27日が引き落とし日のカードを選ぶと、支払が苦しくなり延滞の可能性が高くなります。
クレジットカードの返済を延滞すると審査で不利になり、次のクレジットカードを作るときに審査が通らない可能性もでてきます。
月末給料日であれば引き落とし日が月初のクレジットカードを選ぶようにしましょう。
なお、三井住友カード発行のクレジットカードは10日と26日の支払日を選択でき、利用中でも変更可能なので便利です。
転職などで給料日が変更になっても対応できるのでおすすめです。
まとめ
ここまで最初の1枚としてふさわしいクレジットカードの選び方とそのポイントを解説してきました。
まとめると、基本的にはサービスがまんべんなく付帯されているプロパーの一般カードがおすすめです。
もちろん最初からカードを作る目的がはっきりしている人であれば、プロパーカードにこだわる必要はありません。
しかし、クレジットカード選びに悩んでいる人であればプロパーカードからはじめて、クレジットカードに慣れてから特定のサービスにこだわって選ぶようにするといいでしょう。
いずれにしてもクレジットカードは、自分にあっているカードを選ぶことが重要です。
はじめから一生付き合っていく1枚を選ぼうとはせず、使っているうちに不便に感じることやもう少しこういう機能が欲しいなと思ったら再度乗り換えを検討して最適な1枚を選ぶようにしましょう。

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