クレジットカードを作りたい人が知っておくべき基礎知識とは
単に便利なだけじゃないクレジットカードの秘密
クレジットカードを持つことのメリットというのは、実際に持ってみるまではなかなか実感しにくいものです。
買い物は全て現金払いで済ませるから自分にはクレジットカードなんて必要ないといった意見や、クレジットカードの利用は間接的な借金になるので使うべきではないといった考え方は、典型的なクレジットカードへの無理解から生じるものといえるでしょう。
クレジットカードは、決して買い物を便利に行うためだけのアイテムではありません。
そして、クレジットカードを通じて金融機関と取り引きを行うことを単純に借金の一種であると忌避してしまうことは、この社会の仕組みを十分に理解しているとはいえません。
クレジットヒストリーは社会人の常識
個人信用情報機関というものを知っているでしょうか。借金やローンといった金融に関わる情報は、プライベートなものであっても社会的にとても重要な意味を持っています。
すでに多額の借金をしている人にさらに借金をさせるわけにはいきませんし、住宅ローンを組む人が過去にどんなお金の使い方をしてきたのかを知っておかなくてはお金を貸す側は安心することができません。
そこで、個人の情報であってもお金の信用に関わるものは個人信用情報機関によってまとめて管理されているのです。自分には借金の経験なんてないと思っていたとしても、たとえば携帯電話料金の支払い情報といったものも個人信用情報機関にはまとめられています。
携帯電話の使用料金を長期に渡って滞納してしまった経験があった場合、携帯電話とはまったく関係ないはずのクレジットカードやカードローンの審査に落ちてしまうという事態が起こるのはこのためです。
このような個人の金融に関わる信用情報の歴史を、クレジットヒストリーと呼びます。このクレジットヒストリーは社会人にとっては非常に重要で、銀行をはじめとする金融機関からの評価の全てに関わってきます。
初心者に向いたクレジットカードの選び方
クレジットヒストリーを鍛えるためのクレジットカード
クレジットヒストリーに返済延滞の経験といったマイナスの傷をつけてしまうのも問題がありますが、まったく何の情報も残っていないゼロの状態も同じくらい問題となります。
金融機関の側から見れば、今まで一度もお金の貸し借りをしたことのない人というのは、信用できないという意味では借金を踏み倒したことのある人とそう大差がないからです。
金融機関から社会的な信用を得るためには、適度に借りて、きちんと返すという経験を重ねていることが何よりも大切となります。その適度に借りてきちんと返すことを繰り返すのに最適なのが、クレジットカードを利用することなのです。
これをクレジットヒストリーを鍛えると表現することもありますが、海外においては常識でクレジットカードを使ったことがない人は社会的に認められていないも同然という扱いになります。日本国内においても金融の世界ではそれは同じです。なるべく早いうちにクレジットカードを作って使い続けることが賢い生き方となるでしょう。
クレジットカードは審査とサービスで選ぶ
いざ実際にクレジットカードを作ろうとしても、収入が不安定な職業であると審査に通過しないこともあり得ます。特に自営業者の場合や、クレジットヒストリーに不安のある場合には大手のクレジットカード業者は避けた方が無難でしょう。
失敗しないクレジットカードの選び方の目安としては、年会費を無料としているカードを探してみるのがおすすめです。年会費無料のカードは付帯サービスが弱い反面、使い勝手のいいものが多く揃っています。
反対に年会費のかかるカードはサービスがより豪華で、社会的なステータスの証ともなります。まずは年会費無料のカードを作り、そのカードでクレジットヒストリーを鍛えていくと将来にも繋がっていくことでしょう。

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